ソール・ライターの原点 ニューヨークの色

コロナにかかって数日苦しむ&自宅待機でどこにも出かけられていなかった。久しぶりの外出は、Bunkamura ザ・ミュージアムがヒカリエで開催しているソール・ライター展である。見どころは初期のストリートスナップに加え、写真だけではなく絵画も公開しているところである。

ただ、個人的にはニューヨークでの交友関係が現れる、「アーティスト」のゾーンが面白かった。グレン・グールドマース・カニングハムといった現在では大物となっているアーティストたちの写真が飾られているのだが、特にアンディ・ウォーホルはアイコン化する前の写真で、文字通り見たことがないウォーホルの表情を見ることができる。出会ったのは1日だけだったらしいが、素朴な表情で写るウォーホルや、ウォーホルとウォーホル母とのツーショットなど、貴重な表情をみることができる。

もちろん彼のカラー写真の美しさを感じることができる展示も充実している。8月23日まで。

www.bunkamura.co.jp