「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」※ネタバレあり

スコセッシ監督最新作の「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」を観てきた。

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約3時間半と長丁場で、エンタメ要素はほぼないものの、レオナルド・ディカプリオ、リリー・グラッドストーンロバート・デ・ニーロそれぞれの演技は流石であり、緊張感が持続する(ちなみに後半、マッド・デイモンもでてるのか?となったがそっくりさんで有名なジェシー・プレモンスであった)。

当初、ジェシー・プレモンス演じるFBI捜査官をディカプリオが演じる予定だったようだが、最終的にはデ・二―ロの甥であり犯罪の加担側に役を変更している。結果的にこれはよい判断だったと思われ、いわゆる「白人の救世主」というストーリーから本作を救っている。何より個人的には、ある時期からディカプリオは少しダメな奴をやらせたほうが光る気する。

ちなみに、おそらく歴史考証はしっかりしていると思われるのだが、終盤、利益背反状態となったデ・二―ロの弁護士とディカプリオが普通に接触したり、牢獄内でデ・ニーロとディカプリオが普通に会話したりと、割とザルなことに驚いた。