森美術館で行われている「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」に行ってきた。
「国語」、「社会」、「哲学」、「算数」、「理科」、「音楽」、「体育」、「総合」のセクションにわかれて、そのセクションに関連する作品が展示されている。艾未未や李禹煥の作品や、ヨーゼフ・ボイスの授業で使った黒板の図示などが展示されている。
ちなみに個人的には、アダム・スミス、ケインズ、マルクスが会話を交わすこちらの作品が印象に残った。
1つ1つの作品は印象的なものが多かったが、一方で、8つのセクションにわけた意味がどれぐらいあったかといわれると、少し微妙な気がした。そもそも作品はジャンル横断的であるし、何よりも「総合」というセクションを用意したこと自体が、この区分けの限界を示しているようにも思える。まあ、見ごたえのある作品は多いので、セクションに関係なく楽しめばいいのではあるが。